叛逆の雑記帳

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【再度書き起こし】hide VOCALOIDについて【VOCALOIDと生命倫理の問題】

最初に投稿した「hide VOCALOIDについて」の記事を誤って削除してしまい、こうしてまた書き直すハメになりましたありがとうございます。今後はエロネタの投稿は控えることにしまs…

 

さて、まずは私がまとめたトゥギャッターまとめをご覧ください。

このブログで主張したいことの全てはそこに要約されています。


VOCALOID技術を使用したhideの「子 ギャル」PV解禁の反響 - Togetterまとめ

これは「故人の未発表曲をVOCALOID技術を用いて完成させる」という点で

話題になりましたが、トゥギャッターまとめにもある通り、実際に完成したPVを

ファンが視聴するまでは複雑な反応が主としてありました。

中には「死人で商売するな!」という声もあったぐらいで、俗っぽい言い方をすれば

故人商法という捉え方をしている人達もいたようです。

が、完成したPVをみた後のファンの反応はガラリと変わります。

「ボカロとは思えない!」「多少違和感があるがほぼ本人が歌っているように聴こえる」「hideさんが戻ってきた!ありがとう!」などなど、驚きと喜びの声が多数あがりました。(それでも”故人商法”という捉え方をする人は一部いましたが)

 

このような反応について、亡くなった妻の音源を持ち、それを曲として投稿している松尾P@mazzoこと松尾公也さんはTwitterでこう述べています。

まさにその通りで、今回のケースは画期的な出来事と言えるでしょう。

 そして僕自身が「死人で金儲けするな!」という意見に対する僕の考えは以下の通りです。

 これは持論ですが、hide氏の場合、故人となった時点で”公共財”となったわけで、

だからこそ実現することができた一件なのだと考えています。

そしてツイートにもある通り、このようなケースは生命倫理からは自由であるべきです。これも松尾Pの言葉ですが、

故人をボカロ化するということは故人の業績を補完し、また新たなコラボレーションの可能性を生む

 とも述べていました。亡くなった最愛の妻の音源を持つ松尾Pが語る言葉には

とても重みがあります。

 

故人をボカロ化する、という問題には確かに生命倫理の問題が絡んできます。

まだ専門的な、厳密な議論がなされているわけでもありません。

トゥギャッター内のツイートの中には、「僕は死んだらボカロ化されることは嫌だ」という意見もありました。

この辺りは今後議論を深めていく必要はあるでしょう。

僕も当初はその意見と同じ考えを持っていました。

が、前述した通り、僕は今では

故人のボカロ化には賛成の立場です。何よりhide VOCALOIDに”感動”を受けたファンの声を聞く限りは、僕はそう思います。