叛逆の雑記帳

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※ 2017-01-18 ADHDと診断された日


忘却の雑記帳
(別タイトルの自ブログより転載)
2017-01-18



本日、とあるメンタルクリニックにてADHD(注意欠陥・多動性障害)として確定診断された。

元々は今から3年ほど前に「統合失調症」と診断されたのだが、自分では発達障害の人間ではないかという思いからかねてより発達の確定診断を受けたいと関係各所に問い合わせしてようやく実現した形だ。

ちなみに統合失調症とされた件だが、現在の主治医からは明確に誤診であると言われており、別の医者からも同じように否定されている経緯がある。

僕自身も統合失調症の典型的な症状として知られる幻覚・幻聴・被害妄想等で思い当たるエピソードは実はない。

しかしそれでも無知とは恐ろしいもので、医者からそうだと言われればそうなのかと思い込んでしまっていた自分がいたのは事実だ。

その後知識の収集をしながら他の統合失調症当事者と話をした結果等も踏まえて総合的に確信を持って違うと判断したから結果的に発達の診断に至ったわけだが、統合失調症が誤診かもしれないと気づくまでに些か時間がかかった感はやはり否めない。

統合失調症の誤診問題は実にはた迷惑な話だけど現主治医によればこのように誤った判定で統合失調症等の診断をされるケースは実際にあるということだった。精神科の誤診問題は関連情報が集積したらいずれ詳しく掘り下げたいテーマではある。

さて、今回新たに診断が確定した僕のADHDであるが、かつて統合失調症当事者としてネットの障害者クラスタと活発に交流していた時にADHDの人と話したりしていたので知識のうえでは知っていたが、不思議とその時はピンとこなかった。だからまさか自分が実は発達障害であるとは当時想像もしなかったのだが、発達の確定診断時に提出した小学校時代の通知表1年生から6年生までを確認した現主治医はその通知表に担任が書いたコメントから僕のADHDの多動性・衝動性・不注意の傾向をあっさり確信したようだった。

多動性と言えば確かに小学1年前後までは落ち着きのない行動やかなりのイタズラをしてまわった記憶はある。ADHDの多動性は学年が上がるごとに治まる傾向にあるらしいのだけどその点も納得だった。これは大人である今ではあまりない気がする。

次に衝動性についてだが、これについてはエピソードを列挙し出すとキリがない。大人になったいまでも行動を起こす時は唐突で計画性がなく後先を考えないといったことはこれまでにも何度も繰り返してきたことだ。

3つ目の傾向の不注意だが、これもいまだに酷い。わかりやすいところで言えば忘れ物や落とし物が頻繁にあるのだ。携帯、現金と免許証の入った財布、出先での忘れ物の頻度はもはやコントと言っていい。勿論、他の細かい症状も当てはまるものばかりだった。

手元の冊子によれば最近の研究で約60%の人が成人期にもADHDの症状が残ると記されている。大人のADHDは多動性が弱まり、不注意が目立つ傾向にあるとか。なるほど納得である。ただしこうした症状がある人全てがADHDというわけではなく、似た症状を示す障害は他にもあるとのことなので、安易な自己診断や思い込みはせず医師によく相談するのが無難だろう。

個人的にはセカンドオピニオンは大事かなとは思うものの、聞いた話では診断する医者によって診断名が違っていて混乱したなんて話もあり、なかなか難しいところでもあるようだ。

うーんADHDと診断されたばかりなのでつい興奮してダラダラと書いてしまったけどやはり一度にあれもこれもと書いていては終わりが見えなくなるので一旦この話は終わりにしようと思う。

今後はADHDな人の脳内物質の働きやメカニズムや処方されるお薬について、お勉強も兼ねて書いてみようかな。 ※書いた→ http://musiloid.hatenablog.com/entry/2017/06/30/221044